Works
柿木のある家
柿の木と道産の楢
大きな柿の木のある土地でした。現地を見させていただいたときにこの樹をのこしたままの家造りにできたらなと考えていたんです…。クライアントからは秋の庭掃除が大変なのよねと言われながらもこの樹から感じる季節や生まれる光と影のコントラストによって暮らしの雰囲気を大きく変えてくれ喜んでもらえています。
柿の木から家造りに使用する木材も広葉樹を選択し、北海道が好きだと言うこともあり「道産の楢」をしようすることを提案させていただき、終の住まいとお考えのクライアントが雰囲気の落ち着く空間にしてくれていると感じています。
平屋とOMソーラー
この住まいは「終の住まい」として計画したこともありバリアフリーを考察、平屋での計画をすすめながらプラス要素として吹き抜けのあるリビングと納戸を2階に計画しています。OMソーラーの採用は一年を通して心地よい空間の温熱環境の補助をしてくれ、太陽があるかぎりその体感が続くことが一日一日の暮らしをより深く感じられるものだと思っています。
クライアントのご趣味として茶室の水屋も設置、当時若かった自分に「和」の設計を勉強する機会をいただき、畳の張りからなど多くを勉強できました。
Data
- 東京都 近郊 50代夫婦
- 木造軸組み工法+OMソーラー
- 道産の楢やタモなど広葉樹を使用した木材選び
- 内部仕上・ルナファーザー素地